奈須きのこ
講談社ノベルス
講談社ノベルス奈須 きのこ
表紙を見て買った人なら
違和感なく読めると思います。(^_^;)
わかりにくい単語、用語がありますが、『それはそれ、そう言う世界観なんだ』と割り切れば読むことに不自由はないはず。
少し値段は張りますが、あなたがもし『こちら側』の人間ならば買って損はないと思います。
ボリュームはありますし、面白いですから。
TYPE-MOONに敬礼!
二年程前に月姫の噂を聞き、これをプレイしてみたところ、本当に同人なのか
と感動しました。そしてこれの基となった本があると聞き、同人誌で手に入れ読んだ所、プロの作家にも負けないクオリティにさらに感動しました。
講談社で出るという情報は入手したものの手に入れることは出来ませんでした。これを手に入れた方はとてつもなく幸運だと思って欲しいです。
月姫の原点、ここにあり
二年の昏睡の時を経て、両義式は目覚めた。
手に入れたのは、死を視る能力、直視の魔眼。
失ったのは、自分の中に居た、もう一人の自分。
そして式は、異能の力を持つ者たちの騒乱に巻き込まれていく…
稀代の魔術師、蒼崎橙子
浮遊する魂を従える女、巫条霧絵
そして…
「月姫」の原作者である奈須きのこ氏が描く、もう一つの「月姫」の世界です。物語に登場する様々な「異能」の者達。彼らを通して日常の中に潜む「異界」、生きることの「意義」を問います。
ストーリーも非常に長く、じっくり腰を据えてボリュームある物語を楽しめます。月姫、Fateが好きな方、春の夜長にじっくりと読める良作です。
講談社ノベルス
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ファウスト Vol.3 2004.Summer (講談社MOOK)
ファウスト Vol.3 2004.Summer (講談社MOOK)西尾 維新
とりあえず
西尾維新はいつも通り、か。
人間ノックはどうでしょう。ヒトシキ強すぎですね。
なすきのこ、ほか二名、誰だか知らないけど、書いている。ぶっちゃけどれも読むに耐えなかったのが……
ちょっと短いねぇ・・・
とりあえず西尾維新、奈須きのこ、両名の作品が載っているということで購入
特に「零崎軌織の人間ノック」には期待していました──が、正直物足りない感じがします
いや、充分面白かったですよ。ココで言っているのは内容ではなく、長さです。
やはり短編なんてヒドイですよ。真綿で首絞めるぐらいヒドイですよ。
人間試験みたいなの期待しましたよ。
尻切れトンボみたいな感じなので・・・後で内容補足して外伝とかにするつもりなのでしょうかねぇ。
そして奈須きのこ氏の作品。
奈須さんらしい癖のある書き方でした。ユーモアのセンスも所々に散りばめられていましたし、意外性もありましたし(予想できましたが)文句なしです。
買っても損はないと思われます。是非、ご購入を。
西尾維新+新伝綺
西尾維新をはじめ豪華な執筆人に惹かれて買いました。
まず西尾維新のニ連作、『りすか』を先に持ってきたのはボリュームという点でも、内容的にも失敗であったと思います。『人間ノック』はなんとなく尻切れトンボのような感じを受けました。
次に新伝綺三連作の方ですがはっきり言って駄目駄目でしたね。奈須きのこの『DDD』は面白かったですがその他ニ作が駄作過ぎます。
『サウスベリィ』のほうは特にひどかったように感じました。
西尾維新、奈須きのこどちらかのファンで無い限り満足は出来ないでしょう。
ファウスト Vol.3 2004.Summer (講談社MOOK)
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空の境界 上 (講談社ノベルス)
空の境界 上 (講談社ノベルス)奈須 きのこ
星一つかぁ。
まず、ノベルス版より文庫版のほうが若干読みやすくなってますよ、といっておきます。
さて、もともと第一章:俯瞰風景は門前払いの話ですからねえ。
特に面白くしようとか、読者を物語に引きずり込もうとか、まったく考えていませんから。
むしろ全くの逆で大半の人間をここで叩き落すくらいの心意気でやっちゃったらしいですから。
好きな人が第二章も読んでくれればいい、とかそのていどの気分です。
だから「俯瞰風景」だけでこの作品は駄作だ、と考えてる人は見事に作者の意図に嵌ってしまっています。
全部読んで、この作品は好きじゃないと考えるなら、本当にそうなんでしょう。
でも俯瞰風景。この話で落ちて批判する人はなんだかな。
偉そうに持てはやす知識者気取りのオタク(僕)に、偉そうに批判する文学批評家きどりの忍耐力のない人。
だいたい傑作中の傑作と銘うったのは作者じゃないんだから、なにも作者を軽蔑しているような批評をしなくてもいいんじゃないでしょうか。
いっそ第二章から読んだほうが楽しめるかもしれませんよ。
俯瞰風景でこの作品を見捨てた人。本当にこの作品は自分に合わないかどうか、もう一度読んでみてください。
新伝奇?
笠井潔がそこまで言うなら読んでみようと思い、冒頭数ページで文章のあまりの拙さに眩暈を覚えつつも「何かあるに違いない」と我慢して読破し、結局、同人誌なら許せるレベルの作品という第一印象そのままだったと愕然とさせられた作品。「旧」伝奇の名作「妖星伝」「西街道談綺」あたりと比べるのも大人気ないが、少なくともこれが「伝奇小説」の「傑作中の傑作」などではありえないということだけは強調しておきたい。
脳裏に残るのはキャラクターの設定のみ
同人時代から読んでいましたが、今でも話の筋が理解出来ません。
相当数の小説を読んでいても何が何やら……
ただ、唯一解るのが「キャラクター」です。
といってもこれもかなり抽象的ですが。
気取った言い回しと常用外漢字・造語の乱発で「言葉」だけがあちらこちらにフワフワ浮かんでいる感じで「物語」を掴むことが出来ません。
ただいえるのは「設定」は素晴らしいということです。
「魔眼」や「モノの死を見る線」、「戦う少女」など「設定」は目を見張ります。
ただ、それらもくどい言い回しや無駄な台詞で打ち消されてしまってます。
作者に嫉妬しているわけではありません(こういうレビューを書くとそう思われてしまうのが……)
無駄を省き、言い回しを改善すれば分厚い1冊でまとまるかもしれません。
空の境界 上 (講談社ノベルス)
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DDD 1
DDD 1奈須 きのこ
苛々
まず、この作品のキャラが好きになれない。
ストーリーや設定自体はとても面白く楽しめましたが、やはりキャラが・・・
確かに個性豊かで魅力的なキャラ達ですがどうも不快です。
特に、マキナ。
死ぬか警察に捕まったら良かったのに。
所詮、凡人はいくら努力しても天才には勝てない。
そういいたいんですよね、この作品。
3年かけた年月を私なら3日で?は本当に腹が立ちました。
後、妹の設定も嫌。
こういう最強キャラは格好良い人じゃないと。
萌えキャラが最強とはあざとすぎて・・・(まぁ、この作者の物語はみんな天才でヒロイン最強物ですが)
主人公も微妙で影が薄いし・・・
寧ろ、ツラヌイや的さん、霧栖の方が個人的には好きなのですが。
散々文句を書きましたが、私的に型月作品の中ではトップの出来だと思いますよ。
空の境界に比べて、台詞も短く難しい蘊蓄も少なく、そして何より文章力が上手くなった気がします。
好みは人それぞれですかね
空の境界よりは・・・
大分読みやすいと思うが、個人的には空の境界のほうがいいと思う。
なんか子供(っていっても中学生以上)向けになったと思う。
でも全体的に見たら奈須さんの雰囲気が出てるからいいと思う。
価値観は人それぞれ
他の方のレビューを読んで分かるように人を選ぶ作品です。
自分はFateから奈須さんの作品に入ったので大して抵抗はありませんでしたが駄目な人も居ると思います。
2巻は野球の話が半分以上なようなので3巻が出てから購入して一気に読みたいです。
DDD 1
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空の境界 下 (講談社ノベルス)
空の境界 下 (講談社ノベルス)奈須 きのこ
人による
私にはこの本は合わなかったです。
帯をみて面白そうだな…と思って買ってみたらハズレだった作品。
上巻と下巻両方読みましたがつまらなくて何度か挫折をしそうになったりしました…。
失礼かもしれませんが読んでいて退屈な作品、といってもいいかもしれません。
やはり、読み手を選ぶ作品なのかもしれないです。
最初から最後まで読んで初めて、よさがわかる作品
正直言って、読み終わったあと感動しました。
レビューでは様々な意見が飛び交っていますが、読んで損をするような作品では決してないと思います。途中途中、抽象的な表現や硬質な文章に疲れてしまうこともあるかもしれませんが、投げ出さずに、ぜひ最初から最後までしっかりと読んでもらいたいです。
そうしなければ、この作品の本当のよさはわかりません!
また、最後の笠井潔さんによる解説も必読です。
月姫をやったことがある人向けの本
月姫をやったことがある人は読んでも良いかと思います。
「直死の魔眼」の設定や蒼崎橙子の存在は、「ネタ」としては楽しめます。
また、会話の中身の無さ、無意味に長い解説、作品の終わらせの酷さ等を指摘している方も多くいらっしゃいますが、月姫やfateで耐性がついていれば「まあ、いつもこんな感じだよな」で済みます。
ちなみに、この本は全く「熱く」ないので、「熱さ」を期待している人にはお勧めしません。
(私の評価が星一つなのはこの理由からです。。きのこさんにはそれ以外求めていません)
一方で、月姫をやったことがなく、「小説として楽しもう」と思っている人にはお勧めできません。
小説を読み慣れている人は拙い文章と中身のなさに呆れるでしょうし、
小説を読み慣れていない人には「これが小説というものか」と思われて欲しくないのが理由です。
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コンティニューvol.37
コンティニューvol.37安田 朗
うーん
もやしもんが表紙だったので買ってみました。
もやしもんだけの特集雑誌ではないので、まあこんなもんかなって感じですが、
もっと菌の特集をして欲しかったです。かわいいのにあまりでてきません。
あと、作者が親しんだのは大阪府立大学らしいのでインタビューするなら
そちらの学生にインタビューしてもらいたかった。
まったく関係のない農大にインタビューされてもなぁ。
「 もやしもん 」 の絵は可愛らしいですね
( 1 ) 「 もやしもん 」 特集ですが、漫画もアニメも見たことはありません。
しかし、農大生が主人公で、キャラクター化した菌は可愛らしいと感じました。
菌の説明や、アニメのOP曲を歌う依布サラサさん ( 父親は井上陽水さん )
のインタビューも良かったです。
彼女のことは全く知らなかったのですが、今週 ( 12月17 ? 21日 ) はtvkの 「 saku saku 」 にゲストで登場して、
面白い話をしてくれました。
( 2 ) 「 saku saku 」 特集第22弾は、中村優ちゃんと米ックスさんがそれぞれお弁当を作って
黒幕さんに食べてもらうというもの。
これってサクサカー以外の人が読んでも、面白くないでしょうねえ。
私は楽しめましたが……それにしても優ちゃんは、料理上手でギターも弾くし、多才ですね。
( 3 ) 漫画 「 ストロボライト 」 …… 個人的に大学生が主人公というのに関心があり、
注目していましたが、来月が気になる展開になってきました。
前から、普通の恋愛漫画ではないと感じていましたがこれは……どうなるのでしょうか ?
( 4 ) 「 電池以下 」 のゲストは、子役で名を馳せた小川範子さん。
個人的には彼女のことは詳しくないのですが、現在の大人としての彼女の魅力も大ですね。
サイズがコンパクトなのが、大変気に入っている雑誌です。
奈須きのこのヒストリー・インタビュー
表紙はもやしもんだけどやっぱり目玉は奈須きのこ25,000字インタビュー!
内容としては奈須きのこの兄姉についてや中学での武内崇との出会いから
ふたりが「小説」と「マンガ」という道に進む過程、奈須さんの影響を受けたビジュアル系の歌詞について、『月姫』の制作実態とその苦労話、そして最新作『DDD』のコンセプトと劇場版『空の境界』への思いなど
まさに奈須きのこのここまでのヒストリーをていねいに話してくれてます。
一番印象的だったのは奈須きのこと武内崇との友人として仕事仲間としての絆。
中学でのマンガの貸し借りや卒業後に文通でやりとりしたりと、いつもふたりで支え合いつつも様々な作品を作ってきたんだなと感じました。
当時セブンイレブンのコピー機を4、5時間占領して視線を集めていた話が笑えました。
とにかく25,000字はダテじゃない内容量。
もっと書きたいことがあるけどあとは実際に読むことをオススメします。
きっとあの『空の境界』を創った奈須きのこがどういう人かよくわかると思いますよ!
ちなみにもやしもん特集ではアニメもやしもんの第10話までの解説やもやしもん大辞典など掲載されていますので、そちらのファンの方にもオススメです。
コンティニューvol.37
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DDD 2 (講談社BOX) (講談社BOX)
DDD 2 (講談社BOX) (講談社BOX)奈須 きのこ
ご注意下さい
私は、きのこファン及び型月信者です。そして、ただ純粋に野球が嫌いな人間です。
DDD第2巻は、よく解らない野球ネタがほとんどです。
面白いのは後半の80ページ位です。
ま、私のように野球が嫌いな人はそう居ないとは思いますが、これから買おうとしている人で、野球が嫌いな人はご注意下さい。
ファンの私ですらイライラしながら、通常では考えられないほど時間をかけて読みました。(読んでやりました)
ヘンテコ野球小説?
DDD1から続くストーリーは全体的には面白いんだけど、DDD2中で延々つづくヘンテコ野球話はかなりの違和感があった。
あり得ない変化球と勝負するための特設会場って笑っちゃった。
野球に興味ない人はつまらないだろうし、野球のルールを知っている人からすると、細かいところまで延々解説を続ける文体に辟易してしまうと思う。
どこか異質な話に感じた『シンカー』
続編を楽しみにしており期待して読んだが、『S vs S』はDDDの物語の中でどこか
異質な感じがした。300ページ以上のボリューム。所在の最初の悪魔祓いの話。主要
人物とのつながりも描かれていた。だが、他のエピソードのように話が広がっていく
のではなく、内へ内へと掘り下げられる感じ。シンカーとスラッガーの最後の対決、
最後の一球。見開き1ページに描かれてた両者のイラストが限りなく眩しい。夏のグラ
ウンド、立ち上る陽炎、ひたすらに純粋な白球・・・確かに私はそのワンシーンを美しい
と感じた。だがそれは作者にとって何を映したものであったのか?憧憬か?郷愁か?或い
は後悔か?なにか違和感を最後まで消化し切れなかったのは私だけではなかったのだろう。
他のエピソードは短いが、日守秋星とカナタという二人の重要人物に触れるエピソード。
巻末のカナタのメモを見て、今後の両者の対決が明確に示されていると感じた。二人は
全く違うタイプの不死身の悪魔付き!・・・今後の展開に期待したい。
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空の境界 上 (1) (講談社文庫 な 71-1)
空の境界 上 (1) (講談社文庫 な 71-1)奈須 きのこ
お手頃価格!
挿入絵が入り、持ち運びもしやすくなり書き下ろしの表示。まさに完璧。本文にも修正を加えたとあとがきに書いてありました。まあオリジナルを読んでないので自分は分からなかったのですが(笑)
ま…完全版と言ってもいいでしょうね。劇場化され注目作品、話題沸騰です。文庫化にあたり絶対に売れます。是非買ってみては?
時間がもつれる物語
話題になっていた本だから興味があったので、文庫化されて手に取りやすくなって購入しました。
物語の進行が時間を追っていくのではなく、過去に戻ったり別の人物の視点だったりで謎を解いていく楽しみがあります。
全三巻でまだすべてが明かされていないので、今は星4つにさせてもらいました。
パズルみたいに各章の物語が繋がっていって、最後のピースに何が書かれているか今から楽しみです。
新書版から加筆修正もされているそうなので、興味のあった方はこの機会に読んでみてはどうでしょうか。
持ち歩きやすいのがありがたい
映画公開で興味を持った方。
独特の世界観に挫折してしまうかもしれません。
映画公開で読み直そうと思った方。
表紙一新・挿絵追加でファンにはありがたいかと思われます。
どちらにしろ、興味をもたれたなら手に取ってみるのはどうでしょう。
ノベルスより安価。文庫サイズなので持ち歩きにも適しています。
ただ、ノベルスについていた栞がないのが残念
(時系列が分かりやすく表示されているものでした。残念)
内容については好き嫌いがかなり分かれる作品です。
ノベルスのレビュー(100以上)を読み比べてみるのも参考になると思います。
空の境界 上 (1) (講談社文庫 な 71-1)
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空の境界 中 (2) (講談社文庫 な 71-2)
空の境界 中 (2) (講談社文庫 な 71-2)奈須 きのこ
面白さと難解さと
確かに面白い部分はある。これは否定しない。だが、他のプレビューにも指摘されているように、文章と中身、特に、魔術についての記述が抽象的で難解である。さらに、内容が薄いと思われる。この本を読み終えたときに文章量の多さと文体の難しさから、読破したときの爽快感はあるが、何を訴えたかったのかがわからなかった。以上のような点から星3つという評価である。
読みにくいけど面白い
世界観の補足ではあるものの、ストーリー上あまり関連の無い文章が多すぎ。。。
しかも難解。(幹也にも「良くわからない」と言わせてるのが笑えますが)
そんな橙子の「説明文」を理解しようとせず、たださらっと読んでいけば展開も早く、一気に読めます。
500ページ超ある文庫本ですが、あっというまでした。
深夜帯アニメの総集編のような
新奇伝の大型新人、難解な文書と言われていたので読んでみました。
正直な感想は良くも悪くも
「深夜帯アニメの総集編のような」
面白いけれど浅薄です。
普通に京極夏彦氏、菊池秀行氏、夢枕獏氏の小説を読んできた方には
「講談社新書や講談社文庫で売られるレベルじゃないな。」
という感想を持たれると思います。
物語に引き込む力はあると思いますが、資料不足の中書いたのか、同人誌として発表された?ためなのか、堂々と間違いが書かれていたり、論理展開というよりは屁理屈をこね回しているような破綻した文章が目立ちます。
私自身は嘘も屁理屈も、読者をうならせる、そして引き込ませるような「上手い嘘」であれば、問題ないと思うし、それこそが作家の技量だと思いますがまだまだそこまでの感じはないです。
章末のキメの1行で大爆笑ということが結構ありました。
時列を前後する手法は普通に本を読む人間にとっては全く問題ありませんし、寧ろ冒頭に書いたように、物語の見せ方に艶があり、ダレ場がないため、アニメやゲームシナリオとしては面白いと思います。
ただ小説としては影響を受けている作家さんの「本歌取り」までいっていないのが残念です。
空の境界 中 (2) (講談社文庫 な 71-2)
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空の境界 下 (3) (講談社文庫 な 71-3)
空の境界 下 (3) (講談社文庫 な 71-3)奈須 きのこ
今までに読んだことのない不思議な印象を持った
はじめに
友達が持っていたほんが図書館にあったので読み始めました。
本のレビューを書くのは初めてです。
全体感想
タイトルにあるように今までに読んだことのない不思議な印象を持った。初めてこの本を読む人にとってこの本の世界観を理解するには時間がかかると思う。読みやすい本ではない。全部で七つのストーリがあるが、すべてがどこかのストーリに通じていて結果として全体でひとつのストーリとなっている。よって一通りすべてを読み終わった後にもう一度最初から読むとこの本の世界観がかなり理解できる。話の内容はネタばれになるので詳しくはいえないが、一言で言うならファンタジーに位置する。ただし舞台背景は現実の世界、といった本である。非日常が日常の中に溶け込んでおり、さらに魔法や魔術に関しての哲学的な要素がかなりふんだんに盛り込まれており、語彙力、創造力(想像力)がない人が読むととたんに意味がわからなくなる話である。自分で言うのもなんだが私にはそこそこの語彙力とかなりの創造力を持っていたのでかなり中に入って読むことができた。因みに私は気に留めなかったが、文法の間違いや社会状況の誤りがある。気にしなければなんでもないことだった。
終わりに
買って損はないと思う
2Hの鉛筆
忘却録音は他の章とは少し雰囲気が違いました。
学園で起こった事件を解決するために式が潜入するという分かりやすい話だったのと、語り手の鮮花が感情豊かだったことです。
自分の未熟さに怒りを覚えたり、他人のために身を挺したり、恋敵である式のことを心底嫌いになれなかったりと、他の登場人物が浮世離れした思考をしているのに対し、鮮花の想いには共感できるところが多かったです。
矛盾螺旋で脱落しなくて良かった。
最終節「空の境界」は硬質なイメージを受ける本作品のラストにふさわしいシーン。
それぞれのキャラがそれぞれに悩み、苦しみ、笑っているのに、通して受けるイメージはどこか冷たく硬い。
中巻の解説で菊池秀行先生が書いていた孤絶という言葉を思い出しました。
殺人考察(後)のラストが式のエピローグなら、「空の境界」はもう一人の主人公幹也のエピローグ。
ここまで読めば物語全体の見方も変わる、そんな気がします。
あと、ちまたに溢れる密室殺人の見方を改めさせられました。
青→赤→白(黄)
文庫版完結
今回の文庫化は新規挿絵の存在がかなり大きい。ノベルスでは挿絵はほとんど無い為にキャラの姿をイメージするのが難しかった。
空の境界を読んだ人が皆月型を知っているわけでもないため、関連した書籍にラフ画が載っていることにも気が付かなかった人はいると思う。
昨年の十二月から映画の上映が始まり、それに合わせて劇場版のホームページが出来たことで幾人かのキャラはそのビジュアルが知れるようになったし、
実際に映画を見れば文章だけでしか受け取ることのできなかった空の境界の世界の情景を見ることができるだろう。
しかし原画家の武内氏が描いた挿絵はとても綺麗で、いっそ武内氏漫画にしてくれたら良いのにと・・・思うほどに違うものだ。
今回の解説はノベルスでもおなじみの笠井先生だが、前回に比べると焦点が空の境界自体に直接当てられているため、読んでいてもかなり面白く感じられた。
綾辻先生が空の境界という作品の外側、作品の構成やきのこ先生本人に係わる話などを書いたのに対して、笠井先生は作品の内容に関してかなり詳しい見解が書かれている。
設定やストーリーに隠された現実社会との関係みたいなことが書かれていてとても興味深かったが、ただ気になるのは最初からきのこ先生がそこまでの設定を踏まえた上でこの本を書き上げたのかという点だが、
それにしてもこの作品を読んでこれほどの解説を書ける笠井先生に感服した。
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